3Dpdfへの変換 ~3DPDFのフリーコンバータ~

3Dpdfとは

3Dpdfとは

 3DpdfとはAdobe社によって開発された電子文書ファイルに3Dモデルを埋め込んだものである。「3Dモデルを埋め込む」とは、3Dモデルを単純にPDF上に印刷するのではなく、3Dモデル自体をPDFに格納することで、PDFファイルを開くだけで3Dモデルを3次元的に操作できることが可能となるものである。
 PDF自体が電子文書として一般化していることから、読み込むためのリーダーと呼ばれるプログラムはほとんどのPCにインストールされており、3Dモデルにおいてデータや情報をやりとりするのに専用のプログラムを入れることなく共有できる点が魅力である。特に「3Dモデルデータの詳細なデータは不要だが、概要だけ知りたい。」という場合や、「3Dモデリングソフトは全く分からない。」という人と情報を共有する場合などに有用である。

converter(コンバータ)について

 3D PDFは3Dモデルデータを変換して作成するのが一般的であり、その変換を行うためには3Dモデルデータ(CAD等)をPDFに変換するconverter(コンバータ)が必要となる。
 まだ3D PDF自体があまり広く用いられていないため、インターネットで検索してもほとんど引っかからないが実は「Bentley View V8i」というフリーソフトで3Dモデルデータを3D PDFに変換することができる。
 「Bentley View V8i」をインストールするには下記のリンク先よりBentleyのサイトにいき、「無償ダウンロード」から必要事項を入力してダウンロードをする。
 3D PDFを使う人は、基本的にビジネス関係での使用を想定しているので必須入力に会社名などがあるが、個人での使用の場合は「個人」等を入力してもダウンロードは出来たので、あまり難しく考えないでも良いかもしれない。
 この「Bentley View V8i」というソフトは基本的には3Dモデルデータ(CAD等)のフリーのビューアなのだが、3Dpdfに出力が可能という優れものである。無名でまだ全然知られていないソフトだが、3D PDFの普及具合によっては、もしかしたら今後知る人ぞ知るソフトになるかもしれない。詳しい使い方については別のページで紹介するので、そちらを参照してもらいたい。

BentleyViewV8i
Bentley

3Dpdfのサンプルデータ

サンプルデータ

 なにはともあれ3Dpdfはどんなものか体験するのが一番わかりやすいです。下記のリンクに3Dpdfのサンプルデータを用意しました。AdobeのリーダーはおそらくPCをそれなりに使っている人ならインストールされていると思うので、サンプルデータを普通に開くことで3D PDFを見れるかと思います。ぜひPDFで3Dモデルを操作できる素晴らしさを体験してみてください。
 サンプルデータはSketchUPで作成した簡単な3Dモデルを3Dpdfに変換したものですが、3Dpdfの雰囲気を味わうには十分なデータかと思います。

3Dpdfサンプル
 

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